中国では経済発展とともに食生活が改善し、さらに
食事の西洋化が進んで、過食、摂取エネルギーの
過剰による肥満や糖尿病の増加が著しい。
メタボ・成人病体質の若年化も甚だしく、最近は
子供の肥満が大きな問題となってきている。
中国衛生・計画生育委員会が6月末に人口の栄養と
慢性疾患に関する2015年報告書を発表した。
それよると、10年前の統計と比較して6歳~17歳の
青少年の身長体重は著しく増幅している。
特に、肥満の割合が前回のおよそ2倍になった。
身長と体重の増幅は都市部より地方部が著しい。
都市部の女子は全土平均比で1.8cm背が高くなり、
体重は同比2.1Kg重くなった。
男子は2cm高くなり、3.6Kg重くなっている。
一方、地方部は女子が3.5cm高くなり、3.4Kg重くなり、
男子は4cm高くなり、4.7Kg重くなっている。
良好な食生活環境を備えつつある地方での体格の
増幅が、都市部に比べて著しいのが見て取れる。
他方、子供の肥満は深刻化は一段と増しており、
肥満の子供の割合は6.4%と10年前と比べ約2倍に。
都市部では一段と深刻で、北京市が3年に1度行う
「慢性病リスク測定調査」では、同地区の小中学生の
16%が「太りすぎ」で、前回比で3ポイント増に。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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