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2016年9月2日金曜日

ソウル市民は光化学スモッグで息苦しい日々

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
桔梗



自動車の排ガスや工場などから排出される煤煙などに

含まれて大気中の放散された窒素酸化物や揮発性

有機化合物などが、太陽光の紫外線を受けて光化学

反応を起こすと光化学オキシダントが作り出される。

光化学オキシダント濃度が高くなり、空が白く濁り

「もや」がかかったような状態を「光化学スモッグ」と呼ぶ。

光化学スモッグの状態になると、目がチカチカして

涙がでたり、喉が痛くなり咳が出たりする。

高濃度のオゾン成分で強い酸化作用を備えている

ので、気管支や肺疾患、更には心臓にも疾患を招く

こともあり子供や高齢者、体が弱い人は注意が必要。

この光化学スモッグが、最近韓国民を苦しめている。

北京市以上に大気汚染状態の悪化が進むソウル

市では、日本の光化学スモッグが発生しやすい

状況を備えてくると発令される注意報や警報が、

オゾン注意報や警報として発令される。

この注意報発令回数が、8月中旬までに全国の

地方自治体を含めて200回を超えた。

発令日数も45日と昨年度の50%超に。

理由は、気象条件によるものと呑気なものだ。

大気環境の改善に備えた対応も真剣さが無くて

政府は粒子状物質だけでなくオゾンまで統合した

大気汚染管理対策も立てなければならないと他人事。

* 日本の注意報の発令基準

1時間値が0.12ppm以上となり、気象条件からみて

大気汚染の状態が継続すると認められるとき。

警報の発令基準

1時間値が0.24ppm以上となり、気象条件からみて

大気汚染の状態が継続すると認められるとき。

重大警報の発令基準

1時間値が0.4ppm以上となり、気象条件からみて

  大気汚染の状態が継続すると認められるとき。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

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