自動車の排ガスや工場などから排出される煤煙などに
含まれて大気中の放散された窒素酸化物や揮発性
有機化合物などが、太陽光の紫外線を受けて光化学
反応を起こすと光化学オキシダントが作り出される。
光化学オキシダント濃度が高くなり、空が白く濁り
「もや」がかかったような状態を「光化学スモッグ」と呼ぶ。
光化学スモッグの状態になると、目がチカチカして
涙がでたり、喉が痛くなり咳が出たりする。
高濃度のオゾン成分で強い酸化作用を備えている
ので、気管支や肺疾患、更には心臓にも疾患を招く
こともあり子供や高齢者、体が弱い人は注意が必要。
この光化学スモッグが、最近韓国民を苦しめている。
北京市以上に大気汚染状態の悪化が進むソウル
市では、日本の光化学スモッグが発生しやすい
状況を備えてくると発令される注意報や警報が、
オゾン注意報や警報として発令される。
この注意報発令回数が、8月中旬までに全国の
地方自治体を含めて200回を超えた。
発令日数も45日と昨年度の50%超に。
理由は、気象条件によるものと呑気なものだ。
大気環境の改善に備えた対応も真剣さが無くて
政府は粒子状物質だけでなくオゾンまで統合した
大気汚染管理対策も立てなければならないと他人事。
* 日本の注意報の発令基準
1時間値が0.12ppm以上となり、気象条件からみて
大気汚染の状態が継続すると認められるとき。
警報の発令基準
1時間値が0.24ppm以上となり、気象条件からみて
大気汚染の状態が継続すると認められるとき。
重大警報の発令基準
1時間値が0.4ppm以上となり、気象条件からみて
大気汚染の状態が継続すると認められるとき。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿