ジカウイルスの感染拡大が懸念される南米とカリブ海
諸国では、2016年4月までの1年間に感染が確認された
人数は 16万4237人に上る。
東京で騒がれたデング熱と同じ仲間のウィルスによる
感染症だが、症状はデング熱より軽微だとされる。
だが、恐れられているのが、妊婦が感染したときに
胎児が小頭症の原因となることだ。
WHOは妊娠中のジカウイルスへの感染が小頭症を
含めて先天的な脳障害の原因であり、ギラン・バレー
症候群(GBS)の引き金になっていると指摘。
ギラン・バレー症候群は、急性・多発性の根神経炎の
一つで、主に筋肉を動かす運動神経が障害されて、
四肢に力が入らなくなる病気である。
重症の場合、中枢神経障害性の呼吸不全を来たす。
日本人に人気の観光地、シンガポールでジカウィルスの
感染が急拡大している。
患者数は3日間で100人を超え、9月3日には215人に。
感染経路不明のまま感染拡大が続いているが、WHOは
ウィルスが備える遺伝子解析で、南米で広がっている
ウィルスとは別系統に属していると指摘。
シンガポールの保健省も、シンガポールにおけるジカ
ウイルスは、以前に東南アジアで感染伝播していた
ウイルス株から進化した変異型ウィルスだと推定。
だが、ジカウィルスであることには違いなく、日本と
往来の多い国で新たな遺伝子を持ったジカウィルスが
誕生している不気味さへの対応を急ぐべきだ。
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