9月6日午前3時7分に発生した平成30年北海道
胆振東部地震では、北海道全道の電力需要の
半分を担う苫東厚真発電所は震度5強の揺れで
3基ある発電設備が全て緊急停止した。
未明で、電力需要の最も少ない時間帯であった
ため、苫東厚真発電所だけの稼働で全道の
必要電力を供給していたため全道が停電する
ブラックアウト状態となった。
5時ごろ再稼働に向けた点検で、3基のうちの
1号機と2号機でボイラーの配管から蒸気漏れが
見つかり稼働出来なくなった。
その4時間後に、残る1基の4号機の再稼働時に
タービンの軸から漏れた潤滑油に火がついた
ため再稼働作業を中断し、全設備が稼働停止に。
北海道電力は、停止した火力発電所の再稼働に
電気が必要なことから、午前5時ごろまでに
水力発電所を稼働させ、発電した電気を他の
火力発電所にも送電を開始した。
だが、苫東厚真発電所の全基、3基の再稼働
不能のため,「砂川火力発電所」などの発電所の
稼働により逐次再送電にこぎつけ、翌7日午後
には必要な需要電力量380万Kwの8割の供給に
こぎつけてブラックアウトから逃れ出た。
北海道では、大まかに夜間の需要量300万Kwの
およそ半分の量を震源地に近い苫東厚真発電所に
依存しており、集中依存の危険性が露呈した。
また、泊原発の早期再稼働に備えた検討も
欠かせない課題となっている。
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