2017年11月15日、韓国南東部の浦項北方9Km
付近を震源とするM5・4の地震が発生し1人が
死亡、117人が負傷、建物2700棟余りが全半壊、
損害額は850億ウォン(約85億円)に達した。
震源地近くの地熱発電実証研究施設の活動が
原因と指摘され、浦項地震政府調査研究団が
組織され、調査、検証が行われて来た。
調査では、2009年初以降に発生した微小地震の
震源が、研究施設から震央までが5Km以内、
震源の深さが10Km以内で発生した98回の
地震の震源位置を分析した。
その結果、地熱井から地下に水を注入した
ことにより誘発された微小地震の震源分布
面が、浦項地震本震の断層面とほぼ一致した
傾斜面を備えていることが判明した。
この検証結果から、政府のプロジェクトで
ある地熱発電研究施設の注水が地震発生の
原因であることが結論付けられた。
震源地の浦項市西部から、半島南部の釜山市
西部にかけて活断層の梁山断層が存在する。
韓国の東部、日本海沿いは断層が多く存在
するが、精緻な断層調査は行われていない。
韓国観測史上2番目の規模とされる浦項地震も
こうした未知の断層を直接刺激したことに
よるものといえ、事前の断層調査も充分に
行われずに実施されていた無謀事業といえる。
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