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2019年4月27日土曜日

2018年のCO2排出量 331億t余と過去最多

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
薬 師 寺



国際エネルギー機関(IEA)は、温室効果ガスの

大半を占める二酸化炭素の2018年1年間の

排出量が、世界全体で331億トン余りと過去

最多になったと発表。

発表では、世界全体で去年1年間の二酸化

炭素の排出量は331億4300万トンと過去最も

多くなり、増加率も前年比1・7%と、2013年

以来の高さになったとしている。

理由について報告書では、世界最大の排出国の

中国と2位のアメリカで経済成長が続いて

いることに加えて、2018年は世界各地で熱波や

寒波などが相次いだ影響で冷暖房の需要が増え、

石油や天然ガスの消費量が大幅に増えたため。

一方、排出差削減に備えた努力の続く日本や

ドイツ、それにフランスなどでは二酸化炭素の

排出量が減ったとしている。

IEAは、「太陽光発電や風力発電などの再生

可能エネルギーの利用が進む一方で、二酸化

炭素の排出量が増えているということは、

さらなる取り組みが求められているという

ことだ」と述べて、各国に二酸化炭素排出削減に

備えた対策の強化を呼びかけている。

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