国土交通省が都道府県を通じてまとめた、
2018年1年間に全国で発生した土砂災害は
合わせて3459件となり、1982年(昭和57年)の
統計開始以来、最も多くなった。
これまの最多記録は、2004年(平成16年)の
2537件だった。
2018年7月の西日本豪雨だけで2581件の土砂
災害が発生し、この災害だけで2004年の年間
発生件数を超える大きな災害だった。
加えて、9月6日に発生した震度7を観測した
北海道胆振東部地震で発生した山体斜面崩壊
などによる227件、更に9月に上陸し列島を
縦断した台風24号による175件など、大きな
土砂災害が相次いで発生した。
都道府県別では、7月豪雨による被害が集中
した広島県で1243件と1つの県での発生数と
しては過去最多となったほか、同じく豪雨に
よる愛媛県の419件と山口県の193件、高知
県の171件と地震による北海道の237件。
「平成30年7月豪雨」について、気象庁は西日本
から東海地方を中心に広い範囲で数日間大雨が
続き、その総雨量は1982年以降の豪雨災害時の
雨量と比べて極めて大きかったとする。
また、豪雨発生の原因として、西日本 付近に
停滞した梅雨前線に向けて、極めて多量の
水蒸気が流れ込み続けた ことによると説明。
梅雨前線が、非常に発達したオホーツク海
高気圧と日本の南東に張り出した太平洋高気圧
との間に停滞し、さらに、それぞれの高気圧の
強まりには、上層の寒帯前線ジェット気流及び
亜熱帯ジェット気流の大きな蛇行が持続した
ことが影響したことによるとしている。
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