大平洋の北部で、日付変更線より西側で発生
した熱帯低気圧は台風と呼ばれるが、大平洋
南部で発生した熱帯低気圧はサイクロンと
呼ばれる。
サイクロンの内、インド洋南西部で発生する
のは10月から翌年の5月で、発生のピークは、
1月中旬から2月中旬~3月上旬にかけて。
2019年3月4日、アフリカ東海岸のモザン
ビークとマダガスカル島の間にある横幅400㎞
ほどの温暖な海域でサイクロン「イダイ」が発生。
モザンビーク海峡で発生発生した後、弱い熱帯
低気圧としてモザンビーク北部に上陸した後の
イダイの進路は、通常とは大きく違った。
イダイはモザンビーク海峡に戻り、11日に
マダガスカル西岸の手前でUターンして、
15日にモザンビークの中南部のベイラに上陸。
上陸時には、イダイは最大風速約45mの勢いを
備え、約6mの高潮を伴い、豪雨と共に沿岸
地域から数十㎞内陸の国立公園一帯にも大きな
水害をもたらし、国連の当局者の報告では、
モザンビークで170万人、隣国のマラウイで
92万人が被災したという。
被害が拡大したのは、ベイラの通過後も数日間
大雨が降り続き、モザンビーク中央部が洪水に
見舞われ、ベイラから160Km内陸の滋賀県
ほどの広さがあるゴロンゴーザ国立公園も
各所で水没し、レンジャー部隊が野生動物の
救済に追われたという。
当局は、南半球で起きた気象災害としては、
史上最悪の規模となる可能性があるとする。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿