脂肪分の多い食事を摂り続けると、肝臓に
過剰に脂肪が蓄積されて、身体にはストレスと
なり、細胞に悪影響を及ぼす。
肝臓に老化した細胞が蓄積される結果、老化
細胞からSASP(サスプ)因子という炎症性物質が
放出され、肝細胞に慢性的な炎症を起こす。
体内に蓄積した老化細胞は、炎症性のタンパク
質だけでなく、がん細胞の増殖を促進する
危険性を備えたエクソソームという膜小胞も
盛んに分泌するようになる。
老化細胞から分泌されたエクソソームをがん
細胞が受け取ると、がん細胞は活性化して
増殖が促進される。
がん研究会では、肥満に伴う腸内細菌叢
(そう=集団)の変化が肝がんの発症を促進
することも報告している。
腸内細菌が作り出す2次胆汁酸によって、
肝臓の肝星細胞(肝細胞の線維化に関わる
細胞)の細胞老化を促し、SASP因子が分泌
されることで肝がんの発症に影響を与える。
過度な脂肪食による肥満は、老化と病気の
悪化を加速させることにつながる。
偏った食生活を見直すことが欠かせない。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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