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2019年5月7日火曜日

寄生虫がダイエットに効果発揮

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
法 輪 寺



日常摂取する栄養源の内、エネルギー源と

なるブドウ糖は、余れば次に備えて、内臓

脂肪として体内に蓄えられる。

蓄積量が増えれば、肥満のもととなる。

必要に応じて、蓄積された脂肪を燃焼させて

エネルギーとして使用することになる。

内臓脂肪を、どんどん燃焼させて消費すれば

ダイエットに結び付くことになる。

脂肪燃焼のメカニズムでは、燃焼にかかわる

物質「UCP1」の分泌が必要となが、これには

交感神経の活性化が必要となる。

交感神経の活性化には「ノルエピネフリン」と

呼ばれる物質の増加が必要となる。

群馬大などの研究チームによる研究実験では、

高脂肪食を1ヶ月間与えて太らせたマウスに、

寄生虫の一種の「腸管寄生蠕(ぜん)虫」を感染

させたところ、体重の増加が抑制され、体内

脂肪量も低下し、血中の中性脂肪や遊離脂肪

酸も優位に低下した。

結果から、腸管寄生蠕虫に感染したマウスでは

ノルエピネフリンを分泌する腸内細菌が増加し、

「UCP1」の分泌が促されて、脂肪細胞に働き

かけて燃焼を促すことが分かった。

腸管寄生蠕虫は、家畜などの糞便に含まれ、

虫卵や幼虫が堆肥などで農作物などに付着して

不十分な洗浄などの結果、口から体内に取り

込まれるケースが多い寄生虫だという。

微小な蠕虫から、長大なサナダムシまで、

ヒトに寄生する寄生虫の種類は多いが、

食品の衛生管理が不十分な時代には、多くの

人は体内に寄生虫が存在する時代が続いた。

寄生虫の存在が、アレルギー発症の抑制に

優位に働いていたとする研究の評価もある。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?










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