雪解けと共に、山菜採りのシーズンを迎える。
今年も、早くも群馬県で犠牲者が出ている。
4月20日に、有毒なイヌサフランを山菜の
ギョウジャニンニクと間違えて食べ、意識
不明の重体になり、4月24日に死亡した。
イヌサフランは植物全体、特に球根や種子に、
毒性を備えたアルカロイドのコルヒチンを
含有しており、誤食すると嘔吐や下痢、
重篤な呼吸麻痺などの中毒症状が起こす。
3月下旬には、秋田市内のスーパー3店で、
有毒のスイセンが「ニラ」として販売され、
購入客の60代の女性が吐き気や嘔吐の症状に。
スイセンは植物全体、特に鱗茎にリコリン
などのアルカロイドを含有し、誤食すると
嘔吐、下痢などを起こす。
この他、セリに似たドクゼリは、全草に
シクトキシンを含有し、誤食すると、嘔吐、
下痢、痙攣、呼吸困難などの中毒症状を起こす。
身近なニラやセリにも、危険性を備えた
誤食し易い偽物が存在するから気を許せない。
フキノトウに似たハシリドコロは、植物全体、
特にその芽、葉にもスコポラミン、ヒヨスチ
アミンなどの副交感神経を麻痺させるアルカ
ロイドが含まれ、誤食すると嘔吐、けいれん、
昏睡、呼吸停止などの中毒症状が起きる。
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