国民の食の安全性確保に備えて、内閣府に
食品安全委員会が設けられている。
食事と健康などの関係を調べるのに食事内容を
食品の加工度に応じた4つのグループに分類
して、安全性を比較する方法がとられている。
「NOVA分類」と呼ばれる分類法で、食材に
特段の加工を加えずに食べるグループ1から、
最も加工度が高く、添加物の種類も多い
グループ4まであり、グループ4は「超加工
食品」と呼ばれていて、常々ガンのリスクが
話題となるグループだ。
2009年にブラジルの研究者らが「高度の加工
食品が増えたことで肥満が増えたのではないか」
との問題意識を持ったことから、加工度による
この分類法が一般化した。
超加工食品には、ガンのリスクが高まることと
関連性があると指摘する論文が、2018年2月に
発表されたことから注目が集まった。
論文では、フランスに住む約10万人について、
超加工食品の摂取量と、その後5年間のガンの
発生状況を調べた結果、毎日の食事で超加工
食品を食べる割合が10%以上多い人は、それ
より少なく食べた人に比べ、全てのガンと
乳がんになるリスクが約10%増加し、前立腺
ガンと直腸ガンでは関連がみられなかった。
この調査結果では、超加工食品の摂取量が
多い人には、一般的にガンに罹るリスクが
高まることと相関関係があるとされた。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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