かっては、糖尿病といえば、でっぷりとして
おなかが出ている裕福な人がかかる病気だと
考えていて、贅沢な食生活が糖尿病に原因と
なると言い聞かされていた。
甘いお菓子=贅沢品=糖尿病の時代だ。
偏食や過食、肥満は「2型」の糖尿病の発症
原因となることは一般に知られていることだ。
日本人は、およそ4000年間も米食が中心の
食生活を続けてきたためか、遺伝的にも糖尿
病になり易い体質を備えているとされる。
また、糖尿病患者の95%は[2型]だとされる。
全日本民主医療機関連合会(民医連)が、全国の
医療機関96施設で40歳以下の[2型]の患者
800人を調査した結果が発表されている。
その結果、年収が200万円未満の世帯が全患者
世帯の57・4%を占めていた。
患者の半数以上が非正規雇用で、低所得層に
属していることが明らかになった。
同様の調査結果がいくつか発表されていると
されるが、生活にゆとりのある層の人は、
自らの健康にも留意した食生活や生活の
リズムを維持することが可能だが、生活に
追われ、過酷な仕事につかざるを得ない層
ほど、食生活のバランスもリズムも守れない。
週60時間以上の労働や朝食抜きで午後10時
以降に夕食を摂る生活を続けている人には、
糖尿病発症のリスクが高まるとの報告もある。
低所得者層の食生活で、米国ではジャンク
フードが問題視されているとの同様に、日本
でも安価で量が多く、空腹を満たしてくれる
炭水化物が主体の食品が中心になるのが問題。
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