中国湖北省武漢市で、昨年12月にに発生が
確認されたウィルス性肺炎は、1月5日には
患者数は59人に達していた。
11日には、初めて患者の1人の死亡が発表
されたが、その後、新たな患者は見つかって
おらず、感染の拡大は落ち着いたようだ。
中国の専門チームによる調査から、病原は
市の中心部にある海鮮卸売・小売市場から
出たと考えられているが、病原体は不明。
中国当局の発表では、ウィルスは新型肺炎
(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を引き
起こした原因ウィルスとなったコロナウィ
ルスであるとしているが、新型の可能性が
高いとされる。
世界保健機関(WHO)は、12日に中國当局から
発症者から検出したコロナウイルスの遺伝子
情報の提供を受けたと発表した。
今後、WHOでもコロナウィルスの分析が
進むとされている。
現在の所では、ヒトからヒトへの感染は
確認されていない。
韓国で、患者が1人確認されており、香港や
日本でも感染者の入国を水際で阻止するため
厳重な防疫体制が敷かれている。
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