ブラジル国立宇宙研究所(INPE)の報告では、
2019年8月までのブラジルのアマゾン地域を
中心にした、森林火災の発生件数は2018年の
同時期と比べて85%も増加した。
INPEの人工衛星データによれば、2019年1~
8月21日の間に7万5000件以上の森林火災が
発生し、2013年の観測開始以降で最大を記録。
前年の同期間の3万9759件を大きく上回った。
この火災により大量の二酸化炭素(CO2)と共に
発生した煙が、アマゾンから3200Km以上も
離れたブラジルの最大都市サンパウロの空を
覆って街を暗闇にし、遠く大西洋まで流れ出た。
また、欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動
サービス(CAMS)の報告では、2019年に入って
から8月までに、アマゾンの森林火災で1億
1700万トン相当の二酸化炭素(CO2)が排出
されていることを明らかにしている。
これは、2010年以降では最大の量だという。
また、CAMSはこの火災で毒性を備えた
一酸化炭素(CO)の排出も確認しており、観測
ではCOが南米の海岸を越えて流れ出ていた。
740万平方Kmの面積に及ぶ、地球の肺の
アマゾン盆地は、ブラジル国境を越えて
広がっており、周辺諸国でも2019年は森林
火災が多発している。
ブラジルに続いて多いヴェネズエラで2万
6000件超の火災が発生し、以下ボリヴィアの
1万7000件超、コロンビアの1万4200件、
ペルーの5680件と続く。
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