中国国営中央テレビが7月13日、中国南部など
幅広い地域で6月から降り続いている記録的な
豪雨による洪水などで、これまでに27省市・
自治区で延べ3800万人が被災したと報じた。
死者・行方不明者が計141人に上り、建物
2万8千棟が倒壊などの被害を受けたという。
特に、洪水は長江流域地域で深刻で、武漢
ウィルスで苦しめられた武漢市では、豪雨に
より市内のいたるところが冠水している。
湖北省気象局は7月6日、同省の重大気象災害
(暴雨)レベルを暴雨の影響で都市部で浸水
被害が発生し、交通や通信、市民生活等に
重大な影響が発生している状態の2級に引上げた。
市内を長江が貫流している武漢市は、長江の
氾濫は街の水没の大被害に繋がるため、市民は
気が気でないが、水位は上昇し続けている。
中国当局は、今後数日間は長江上流地域でも
大雨が続く可能性が高いとして、長江中・下流
地域での洪水防止に備えて、中流にある三峡
ダムの放水量抑制の措置を取った。
6月中旬に、ダムの貯水制限水位を2m超えて
147mに達していた水位は、7月12日午後には
151・48mにまで上昇し、洪水警戒水位を
6.48m上回っている。
ダムへの流入量は1秒あたり3万3500m3、
放流量は同1万9千m3となっており、貯水量が
毎秒1万4500m3増となっている。
貯水量の増加は、重慶市などの上流地域での
洪水に結びつくだけでなく、最近特に関心が
高まっているダム崩壊懸念を一層、深刻化
させることになっている。
習近平は、12日に水害対策と災害救助を
強化するよう「重要指示」を出している。
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