奈良国立博物館
中國の中南部は大洪水で4500万人が被災したと
伝えているが、遼寧省や吉林省など東北部では
逆に雨不足で深刻な干ばつに見舞われている。
このため、東北部の主要産物であるトウモロ
コシなどの収穫が皆無に近い状況の地域も。
中国水利部(省)が7月29日に発表した状況では、
6月1日~7月27日まで、遼寧省の平均降水量は
108・8ミリで、平年同期と比べて53・1%減少し、
昨年同期比では20.6%減少している。
特に、中南部で豪雨が降り続いた7月に入って
からが深刻で、7月8~18日までの同省の平均
降水量はわずか3ミリで、平年と比べて9割も
少なく、21日以降26日まではゼロだった。
遼寧省の北に隣接する吉林省では、干ばつに
加え、6月に入ってバッタに見舞われている。
バッタによる蝗害に加え、外来種植物のトマト
ダマシが大量に発生して、農作物に大きな
損害を与えているとされ、二重、三重苦に。
習近平も22日に吉林省を視察し、「吉林省は、
食糧安全保障政策を最優先課題にすべきだ」
「戦争の際、東北部は非常に重要だ」などと
発言し、戦時体制だ。
吉林省の山向こうの北朝鮮も、米国の衛星
写真の分析から、例年以上に干ばつが深刻化
していると報告している。
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