百 日 紅
蝶々に出会って可愛いと声を上げる女の子は
いても、虫めづる姫君とまでは行かずとも
毛虫に悲鳴を上げない子は今日日は珍しい。
生活環境が奇麗になったと言えばよいのか、
虫が部屋に入ってくることも激減した。
だが、虫たちは古来、いつも通りに草木の
蔭で生活をしている。
農水省では、庭木に棲み着く毛虫や蛾などを
はじめ、作物に害を与える害虫などについて
多くのガイドブックを出している。
庭木として、山茶花やツバキが多く植えられる
ようになって、チャドクガによる被害が
多くなってきている。
チャドクガのほかに、刺す毛虫類にサクラ、
ウメ、バラ、カキなど多くの樹木と草花に
付くドクガが居る。
日本全国に分布し、有毒の毛虫としては、
幼虫が育つと体長が25mmほどにもなり、
毒針毛の数も 600万本にも達す横綱級。
刺されるとチャドクガよりも症状がひどくなる。
ドクガと並んで、全国に多くいるのがイラガ。
サクラ、ウメ、ケヤキ、カキなど多くの樹木に
付いていて、刺されると毒液の注入で電撃的な
痛みを覚えるが、強い毒性は備えていないので
回復は速い。
クロシタアオイラガも、イラガと同じような
樹木に付いているが、体長は20㎜とやや小型。
松類に付いているのが、マツカレハ。
日本全国に分布しており、終齢幼虫は体長が
75mmに達する大型の毛虫。
一般的にマツケムシと呼ばれている。
時折、大発生して問題化する。
刺されると激痛があり、あとが腫れ上がるが
痛みや腫れはすぐなくなるが、その後、痒みは
1~2週間くらい続く厄介者。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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