10月5日に、日本の南で発生した台風14号
(チャンホン)は、8日には九州南方海上に接近。
各国が競って出す進路予報では、半分が九州
南部に上陸後北東に進む進路で、残り半分は
太平洋岸に沿って北東に進むとなっていた。
8日以降は、進路を北東に変えはしたものの
スピードは遅く、10日に紀伊半島沖で最接近
した後は、進路を東寄りに変えて11日には
房総半島沖で南方向にUターンし12日に熱低に。
この後、低気圧として再度、南方から日本
本土に接近し弧を描いて北から北東に進んだ。
何故、大方の予想を裏切って、南にUターン
したかの原因は台風の東方向の太平洋の上空に
ある冷たい低気圧の影響で上空に反時計回りの
空気の渦が生じて、台風を巻き込むように
南に引き寄せる働きをしたことによると説明。
偏西風も、日本海の北寄りにあり、台風に
影響を与えることがなく、台風も自力で北
向きに進むには力不足だったようだ。
過去に、日本に接近して円を描く複雑な動きを
した台風の典型例として、2010年の台風10号
(ライオンロック)がある。8月17日に本土東方で
発生たのち、一気に関東沖まで西進した後に
20日には南西に進路変えて沖縄方向へ進み、
Uターンをして、誕生位置に近い八丈島近海に
戻って、北北西に進路を変えて、8月30日に
岩手県に上陸し、青森県から日本海に抜けた。
また、2018年の台風12号(ジンダリ)は、2度も
円を描いた台風で、7月28日に紀伊半島の津市
付近に上陸後も西進を続け、瀬戸内から
九州北部を横断後、30日に南下、九州南沖で
左回りに円を描いて後、31日に西進しもう一度
左回りの小さな円を描いて、8月3日に上海へ。
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