9月下旬に、ロシア極東のカムチャツカ半島
南部の太平洋岸で広範囲に油膜が見つかり
南部に向かって移動している報告があった。
極東連邦総合大学は、油膜は緑色で幅100~
300mに及ぶ箇所もあると報告。
専門家は、成分分析に備えてヘリコプターで
サンプルを採集しウラジオストクに運んだ。
地元の住民の報告では、海水の色が変わり、
異臭を放っていて、目に痛みを感じるという。
また、海岸にはアザラシやタコ、ウニなどの
海洋生物の死骸が大量に打ち上げられている
のが発見されているという。
カムチャツカ地区の知事は、以前、海洋
汚染の発生源について、同地方の主要都市
ペトロパブロフスクカムチャツキーから
35Km離れた地域の、旧ソ連時代から地下
深くに有害物質を貯蔵していた場所からの
漏出の可能性が高いとの見解を示した。
また、専門家らは、近隣の軍事施設から
流出したヘプチルやサミンのような有毒な
ロケット燃料や混合物質による汚染原因の
可能性があるとしている。
9月下旬になって、ロシア科学アカデミーの
副会長が、植物性プランクトンのカレニアが
大量発生し、海底で大規模な酸欠状態が
発生したことなどが原因だとほぼ結論づけた。
極東連邦大学の海洋生物学者は、毒素発生の
働きを備えた藻類は既に消えて、ヒトデなど
海洋生物も戻って自然環境は回復と説明。
北の海を騒がせた汚染騒動はあっけなく幕に。
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