世界で感染者数が5500万人に迫り、死者数が
130万人を超えても感染拡大の勢いに衰えが
見えない武漢ウィルスに対する防御手段は、
ワクチンの開発を待つしかないという。
11月現在、中国とロシアで開発された
ワクチンの接種が始まり、米ファイザー社の
ワクチンが11月末ごろに接種開始とされる。
しかし、効果については不明だらけという。
従来のワクチンの製造法としては、生きては
いるが病原体の威力を弱めて使う「生ワク
チン」、病原体を殺して使う「不活化ワク
チン」、病原体が作る毒素の毒性を消して
使う「トキソイド」の3種類だった。
最近ではバイオテクノロジーの発達で、
様々なワクチンの製造方法が開発されている。
DNAワクチン、mRNAワクチン、ウイルス
ベクターワクチン、遺伝子組み換えタンパク
ワクチンなどと呼ばれるものがある。
他方、インフルワクチンについては、既に
接種による効果や副作用のデータが揃う。
厚生労働省などによれば、インフルワクチンは、
感染するのを完全に抑える働きはないものの、
接種することである程度発症を防いだり、
重症化するのを防いだりする効果が期待
できるということであり、100％感染を
防御できる効果を備えたものではない。
国内の研究データでは、65歳以上の高齢者は
34％から55％発症を阻止し、82％の死亡を
阻止する効果があった。
また、6歳未満の子供では発症するリスクを
およそ60％減らしたという研究もある。
一般的には、6割程度に接種効果が期待出きる
レベルとされているので、安心料として
3000～6000円を払うか、払わないかだ。
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