寒くなると、夜中に何度も起きなければ
ならぬつらい「夜間頻尿」。
専門家は、原因の一つは水分の採り過ぎを
指摘する。
夜間頻尿の原因として、①夜間の多尿(尿量が
多い)、②膀胱容量の減少、③睡眠障害、に
分けられ、特に夜間多尿は、夜間頻尿の原因の
80%以上を占めている。
この多尿が原因の夜間頻尿は、前の晩に水を
飲み過ぎたり、夕方以降にコーヒーなどの
カフェイン飲料を多く飲めば誰でも起こる。
注意することは、多尿の原因は、水分の
摂り過ぎだけでなく、実は生活習慣病が
背景にあることが少なくないと指摘している。
高血圧や糖尿病、心不全(心臓の働きが弱った
状態)、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群
(大きないびきをかく)などの病気が、直接的、
間接的に関係してくるため。
脳梗塞や脳溢血の防止に備えて、血液を
サラサラにするため、1日に2リットルの
水を飲むことを推奨する説がある。
65歳以上の11人を含む21人の健常者を対象に、
1日2リットル以上の水を1週間摂取する
実験結果では、血液に粘りを示す血液粘稠
(ねんちゅう)度に変化はなかったという。
夜間水分補給は、血液粘稠度を下げる作用は
あるが、脳梗塞を予防するという確固たる
証拠はないと指摘している。
一般的な、水の摂取指標としては、体重の
2~2・5%であり、体重60キロの人であれば、
飲水は1200㏄程度となるが、通常の食事で
600㏄は摂取しており、体内で産生される
代謝水もあるので、1200㏄程度もあれば、
体の水分管理としては適量だろうとする。
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