航海中に武漢ウィルス感染者が乗船していた
ことが判明したダイヤモンド・プリンセス号は、
2月3日に横浜港に入港後、3月1日の全員の
下船完了までの隔離の甲斐もなく、3713人中
712人が感染し、うち14人が死亡した。
その後に、大型クルーズ船が武漢ウィルスの
温床となって、感染が乗船者に蔓延する
事例が世界の海で発生した。
世界でCLIA(クルーズライン国際協会)に加盟
している33隻の船では、5月末までに乗客と
乗組員に合計2789例のコロナウイルスへの
感染例が確認される事態となった。
国際輸送労働者連盟(ITF)によれば、3月
13日にクルーズ船に対し出航停止の命令が
下されたが、行き場をなくした船約300隻と
船員たちは長く海上に留め置かれる事態に。
この結果、約15万人の船員が帰国できず、
8ヶ月以上も家族と再会できなかった。
クルーズ船の運航が出来なくなった運営
会社の打撃も大きく、業界最上位企業グルー
プに所属する運営会社が倒産するなど、
多くの企業が経営破綻の危機に陥った。
感染防止に備えた万全の体制を整えて、
運航を再開したクルーズ船では、営業再開
間もなくに感染者が見つかるなど、対策の
難しさが露呈している。
最近では、11月11日にカリブ海での運航を
初めて再開したクルーズ船で、乗客5人の
感染が見つかり、引き返している。
専門家は、クルーズ船では三蜜が避けられず、
船内感染は、今後も起るだろうし、判ら
ないのはどれくらいの規模で、どれくらいの
頻度で発生するかだ、と指摘。
船内感染発生を前提にした運航が、どこまで
受け入れられるのか、だが難しい話だ。
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