夜間頻尿の原因の一つは、水分の摂り過ぎ。
日中に、2リットル以上の水分を摂ることで
血液をサラサラにして、血液の粘りを和らげ、
脳梗塞などの血管の詰まりの予防効果を
備えているというのは、明確な証拠はない。
夜間多尿の原因は、水分の摂り過ぎだけでは
なく、いくつかの要因がある。
「足は第2の心臓」と呼ばれており、日中は
足の筋肉を動かすことによって下肢に下りて
来た水分は心臓に戻される。
しかし、筋肉量の少ない高齢者や、腎臓病、
心臓病などの人は、下肢に水分が貯まり、
むくみがちになる。
下肢に貯まった水分は、夜間、就寝して横に
なると心臓に戻されると、心臓は体内の
水分量が多いと判断し、通常は睡眠のために
排尿を抑える働きをするところを、逆に
排尿を促す働きを高めて、体内の水分量が
適正にしようと排尿を促し、頻尿になる。
高齢で、腎機能障害や心機能障害があると
もともと身体に水分が溜まっている傾向が
あり、水分の摂りすぎは頻尿につながる。
予防法として、弾性ストッキングを履いて
就寝するや午後から夕方にかけて、足を
上げて30分ほど横になる「足上げ」や、
夕方から夜間のウオーキングなどの[運動]が
勧められるという。
更に、重視されているのが塩分の摂取量。
食塩摂取量が増えると夜間排尿量も増加し、
高血圧とも相関することが確かめられている。
塩分を多く摂ると、飲水量が増え、とくに
夜間に多尿になる。
また、塩分の影響で引起こされる高血圧も、
夜間の多尿に影響を及ぼすという。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿