2020年4月、国連はアフリカ東部エチオピアで
バッタが大量発生し、20万ヘクタールに及ぶ
農地が被害を受け、およそ100万人が緊急食糧
援助を必要とする事態となったと発表した。
この、サバクトビバッタの大群は、その後
海を渡りパキスタンからインドまで進出した。
まだ、夏には中国南部でも、バッタの大量
発生による蝗害が発生している。
アメリカ東部では、2021年5〜6月に、17年
周期で大量発生するセミによる被害が発生した。
今度は、西部のユタ州やワイオミング州、
モンタナ州などでバッタが大量発生した。
殺虫剤を大量散布する駆除方法も提唱されては
いるが、生態系を破壊する恐れがあるとして、
環境活動家から反対の声が上がっている。
では、どうすればいいのか。
バッタは、幼虫の時は1日に自分の体重より
重い重量をたべる大食いだという。
このため、1m2当りで18匹を超えると、被害が
大きくなるが、今年は50~60匹になった地域も。
また、大食いのバッタは食べるスピードも早く
家畜より遥かに大量に食べるという。
駆除方法として、バッタは非常に移動性が
高いから、広大な地域にくまなく薬剤を散布
しなくても、自ら散布エリアに行って毒を
食べて死ぬから、所々に区分して農薬散布を
行う方法を推奨している。
このバッタの大群は、いつごろから出現した
のか知る証拠に、モンタナ州の高山の[グラス
ホッパー氷河]からバッタが見つかっている
ので、何百年も前にロッキー山脈付近で大発生
したバッタで、風に乗って氷河上で凍死した
ことが判るという。
生物学者は、バッタが絶滅したら大型哺乳類が
絶滅する場合よりも、草原地帯の生態系に
与える影響は大きいと思うとしている。
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