2021年8月、EUの食品飼料緊急警報(RASFF)は、
韓国のインスタントラーメンメーカー農心が
生産した[海鮮タンメン]と八道の[ラポッキ]から、
発がん性物資の代謝産物の2-クロロエタノール
(2-CE)が検出されたとして、欧州各国に
流通の停止と回収を促す通知を行った。
農心は「人体に恐れはない数値。EUで販売
停止となった商品は、日本には輸出していない」
として、安全性を主張するが輸出品は日本向けも
含めて同じ釜山の工場で製造されている。
EUと日本向けの材料を完全に分けて製造して
いるなんて信じられるわけもなく、また、人体に
安全か危険かの判断は、メーカー独断で決め
られるものではないだろう。
韓国製の輸入食料品で、厚労省が公表する
「輸入食品等の食品衛生法違反事例」では、
2018~2019年度の韓国産食品の違反事例は
計38件だったが、2020~2021年度(8月現在)で、
すでに52件が違反事例として摘発されている。
特に、発がん性を備えた危険な農薬成分の
[テブフェンピラド]が青トウガラシやエゴマ
などから検出されている。
また、海産物では、焼穴子やカニ辛味噌漬け
などの加工品からは大腸菌群が、多くの活赤貝や
活アサリからは下痢性貝毒が検出されている。
これら、輸入検査で検出されたのはごく一部で
2020年度の食品輸入件数235万件のうちで現品
検査されたのは20万件、検査率は僅か8・5のみ。
また、輸入された食品のうち無作為に一部を
抜き取りで選んで検査するモニタリング検査は、
結果が判明する前に輸入が認められているため、
結果判明前に流通して消費されてしまう場合も。
日本の輸入食品に対する安全性検査は、だだ
漏れに等しく、過去、検査率も下がる一方で
コロナウィルスと同様、厳格な水際での検査
体制の構築が必要だ。
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