国連人道問題調整事務所(OCHA)が、2021初に
発表した[世界気候リスク指標2021]では、
日本は気候変動のリスクが世界で4番目に
大きな国となっている。
評価の基準となっているのが、気候リスク指標
(CRI)は、当該年度に実際に発生した自然災害の
被害を分析し、将来のリスクの大きさとして
捉えたもの。
評価には、ドイツのミュンヘン再保険社が
提供する世界最大規模の災害データベースを
もとに、干ばつや洪水などの異常気象事象に
よる被害を、死者数と経済的影響の両面を見る。
日本は、台風等による水害発生が高く、特に
過去20年間を見ても、日本本土に上陸した
台風は平均で3つほどあり、これに梅雨前線や
秋雨前線に伴う豪雨が加わる。
温暖化と共に、海水面の温度上昇に伴う雨量の
増加で、豪雨や線状降水帯による集中豪雨で
大きな被害が出ていることの影響が大きい。
日本は、ワースト10諸国のなかでは異常気象に
よる人口当たり死者数はインドに次いで少ない。
一方で、経済損失は約290億ドル(購買力平価
ベースの換算で約3兆2000億円)となり、首位の
インドに次ぐ大きさになっている。
日本がリスクが高い国との評価を受けた要因は、
経済的損失の規模が大きかったこと。
日本以外に危険度の高い10ヶ国としては、
1位がモザンビーク、2位がジンバブエ、
3位がバハマ、日本よりリスクの低い国には
インドが7位となっているが、他は全て発展
途上国が占めている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿