8月初め、米情報当局が中国武漢研究所で
消失したとされるコロナウイルスサンプルの
データを入手し、分析中と米メディアが報じた。
情報分析のために、エネルギー省傘下の国立
研究所のスーパーコンピュータと政府研究
機関17ヶ所を動員しているという。
2019年9月に、武漢ウィルス研究所で消去
された2万2000件にも上るウィルスのサンプルと
その遺伝子情報などが米国の手に渡り、解明が
進められれば、武漢研究所流出説の真偽も
明らかになる可能性がある。
だが、多く量の専門的資料を分析しなければ
ならず、中国語が可能な専門家が必要なだけに、
解明作業は容易ではないという。
8月24日に、米情報機関からコロナウィルスの
起源を巡る報告書が、バイデン大統領に提出
されたが、ウィルスが中間宿主を通じて、
ヒトからヒトへ自然に感染したものか、或いは
武漢ウィルス研究所から流出が感染拡大の
発端なのかについては、中国政府が詳細な
情報を明らかにしなかったこともあり、
確定的な結論は示されていないという。
政府高官は、深く掘り下げた内容だが、状況が
許す範囲内でしか、掘り下げられず、中国が
一部データのアクセスを認めないのであれば
事実を永遠に知ることは出来ないと述べている。
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