輪がある土星は、太陽系の惑星の中では
最も印象の残る惑星だ。
輪が存在する惑星は、土星だけでなく他の
惑星にも存在し、2023年1月には太陽系で
7つ目となる輪を持つ天体が確認された。
NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
(JWST)は、海王星の彼方にある遠く冷たい
カイパーベルト領域で太陽を周回している
2002年に発見された[クワオアー(Quaoar)]。
冥王星の約半分の直径約1100kmの準惑星候補。
[ウェイウォット]という名前の小さな衛星を持つ。
他の天体を取り巻く輪と異なり、クワオアーの
輪は中心天体からの距離がそれまで可能と
考えられていた距離の2倍も離れているため、
惑星科学者たちを困惑させている。
輪が存在するためには、物質が凝集して衛星を
形成するのを防ぐ潮汐力が必要であるため、
天体の近くにしかないと考えられていた。
これまでの定説を覆すこととなった。
太陽系で輪を持つことが判明した天体は、
土星、木星、天王星、海王星、カリクロー、
準惑星ハウメアに続き7個目。
2022年9月に、米航空宇宙局(NASA)はウェッブ
宇宙望遠鏡が捉えた海王星の新たな画像を公開。
可視光の波長で撮影した画像では、輪は青い
海王星の成分であるメタンが、ウェッブの
近赤外線カメラでは青く写らず、白くなっている。
2021年9月から2022年8月の間に、相次いで
木星の周りを公転する衛星が一気に12個も
発見された。
これで、木星の衛星は92個と、太陽系の
仲間の中では最多の家族を持つ惑星となった。
これまでに確認されている衛星は、土星が
83個、天王星が27個、海王星が14個。
国際天文学連合の決まりでは、長径が約2.4キロ
以上の大きさの衛星について命名を認めており、
今回見つかった衛星のうち半分はその大きさが
あることから命名が予想される。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿