米国や中国の研究チームが、ロシア、アラスカ、
カナダの広大な地を覆い、世界最大の陸上
生物群系を形成している北方林を、衛星データ
解析技術を使って調査した。
調査結果では、世界の極北地を覆う北方林で
2000年以来、森林火災の拡大が確認された。
北方林の火災を原因とする、二酸化炭素汚染は
世界の森林火災関連の炭素汚染の10%を占める。
北方林は、炭素密度も高く、森林火災によって
放出される面積当たりの温室効果ガスは、
他の森林の10~20倍にもなる。
2021年にはロシアのシベリア地方が、特に
大規模な森林火災に見舞われ、ロシアで約
1816万ヘクタールの森林が焼失した。
気温の上昇と共に、極北地域で植生が増え、
熱波のために極端な乾燥状態となり、これまで
大規模火災が起きていなかった場所でも森林
火災のリスクは増す。
温暖化による乾燥化が加速するロシアのツンドラ
地帯に広がる泥炭地層では、落雷などで発生
した火災により、地表下の泥炭にも延焼。
この火は、冬季の降雪時でも煙を上げ続ける
ゾンビ火災となり、夏になれば森林火災となる。
例年なら、消火活動に従事した軍隊の、ウク
ライナの戦線へ向かい、燃えるに任せる非常
事態となっている。
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