10月末、スペイン南東部バレンシア州を
中心に集中豪雨が発生した。
30日には、豪雨は収まったが、気象当局は
同州の北方、カタルーニャ州の州都バルセ
ロナとその周辺に大雨・強風警報を出した。
スペイン気象当局によると、バレンシア州
西部山麓地域では、29日に8時間の雨量が
480ミリを超え、大量の水が東方に位置する
バレンシア市や海岸部を襲った。
沿岸の干拓地域では沿岸から10Km近い
内陸まで水没し、一帯が海に変貌。
地元メディアは、洪水で橋が流され、各所で
住宅が水没し、道路が寸断されていると伝える。
スペイン国内の水害としては、過去50年で
最悪の規模だとし、10月末現在158人の
死亡が確認されている。
今年夏、スペインでは気温40度を超える
猛暑が続き、地中海の水面温度は28度に上昇。
専門家は、今回の豪雨の原因は、この猛暑で
地中海からの湿った空気が上空に滞留し、
雨雲を発達させたとしている。
欧州では、9月中旬に暴風雨[ボリス]による
欧州中東部の集中豪雨で、ドナウ川が氾濫
するなど大きな洪水被害が発生した。
10月2日に大西洋の真ん中で発生した熱帯
低気圧が、カテゴリー4の猛烈ハリケーン
[カーク(Kirk)]となり欧州に接近。
カークの進路に当たるイベリア半島のスペイン
北西部やポルトガルの大西洋岸では上陸に
備える対応に追われた。
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