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2024年11月21日木曜日

[社会主義の勝利]がもたらした自然環境破壊

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
キ バ ナ コ ス モ ス



アラル海は、年間降水量が200mm未満の

砂漠の中にあり、北から流量が少ない方の

シルダリアはアラル海の北部のカザフスタン

から流入し、現在は僅に形を止める小アラル

海の主な水源となっているが、シルダリヤ川も

流域での灌漑用の取水により、僅かな水量が

残るのみになっている。

大アラル海の主な水源だったアムダリヤ川は、

シルダリアとともにパミール高原・ヒン

ドゥークシュ山脈などを水源として、アラル海に

流入していたが、現在はアラル海まで到達して

おらず、途中で消えてしまった。

主な原因はソ連邦時代、トルクメニスタンに

開削された世界最大の灌漑および水道用運河。

この運河は 1,375 km 以上に渡り航行可能であり、

年間 13 km³ の水をアムダリヤ川から取水して

トルクメニスタンのカラクム砂漠を横断。

この運河によって周辺に綿花のモノカルチャー

大農場の建設を推進し[砂漠を緑豊かな農地に

変えた『社会主義の勝利』である]として

大いに喧伝された。

だが、運河は手掘りによる掘削で、河床の

防水対策がなされていない原始的な工法で

構築されたため、流れ込んだ水の半分が

灌漑目的地に至る前に地下への浸透で失われ、

また、地下水位の上昇により大規模な塩害を

引き起こし、開発された農地も塩害により

現在では広範囲にわたって放棄されている。

豊かな湖であったアラル海を死の湖とした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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