東アジアに在るカスピ海は地球最大面積を
持つ内海であり、日本国土の1・5倍の広さ。
その海岸線の総延長は約6400Kmにおよび、
カザフスタン、イラン、アゼルバイジャン、
ロシア、トルクメニスタンの5ヶ国が接する。
これらの国々は、漁業、農業、観光、飲料水、
そして主変の地下には石油とガスを埋蔵し、
船便による交易もカスピ海に依存している。
この多くの人々が生活を依存しているカスピ
海が急速に干上がりだして、湖の面積が縮小。
流入する河川でのダム建設や過剰採水、汚染、
更には地球規模の人為的な温暖化がカスピ海の
危機に拍車を掛けていると専門は警告。
カスピ海には、130の川が流れ込んでいるが、
流入する水の約80%は、ロシア中部と南部を
蛇行しながら流れるヨーロッパ最長の川、
ボルガ川がもたらす。
カスピ海の水位は1990年代半ばから低下し
はじめ、2005年以降はその速度が増し、
約1・5m低下。
このままでは、今世紀までに最大30m低下する
可能性があるとする研究者もいる。
カスピ海にのみ生息している絶滅危惧種
カスピカイアザラシのカスピ海北東部にある
一つの休息場では、09年に2万5000頭が
確認されたが、20年の春には1頭も観察
されなかったとの報告もあり、既に生物界では
大きな異常が発生している。
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