世界には、およそ1500座の火山が存在し、
うち110座が日本国内に存在する。
この火山が大地震に誘発されて噴火すると
して、最も恐れられているのが富士山。
宝永4年10月4日(1707年10月28日)に、南海
トラフを震源とする宝永地震(推定M8・6~9・3)の
大地震が発生した49日後の宝永4年11月23日
(1707年12月16日)に富士山が噴火した。
大量の火山灰を噴出し、江戸の町にも降灰。
宝永地震の翌日に、富士宮付近を震源とする
強い地震(宝永富士宮地震)があり、11月10日
ごろから地響きや山鳴りが始まったという。
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震後の
3月15日22時31分46秒頃 静岡県東部を震源と
する地震M6・4、最大震度6強の地震が発生した。
火山噴火予知連絡会では、この地震の震源の
中心が、富士山の山頂から南4km、深さ
約15kmで、マグマだまりのすぐ上であった
ことから、富士山の噴火に結び付かなかった
のが不思議だったと述べている。
また、20世紀半ば以降のM9を超える5つの
地震すべてで、火山の噴火が例外なく誘発
されていると指摘している。
平安時代の貞観11年5月26日(869年7月13日)に、
三陸沖を震源とする推定M8・3の貞観地震が発生。
平安時代は、富士山の火山活動は活発だったと
されているが、864年(貞観6年)の貞観噴火では、
大量の溶岩が噴出した。
流れ出た大量の溶岩は[青木ヶ原溶岩]と呼ばれ、
青木ヶ原樹海形成の源となった。
また、富士五湖は噴火当時には四湖であったが
そのうちの[せのうみ]と呼ばれていた巨大な
湖を分断し、精進湖と西湖が出来て富士五湖に。
貞観地震の前後には、さらに新島や神津島、
伊豆大島、三宅島、新潟焼岳、鳥海山、
阿蘇山なども、わずか20〜30年の間にできた。
北海道東部沖の千島海溝では、M8クラスの
大地震が約70年程度の繰り返し間隔で発生
しているが,17世紀にはより大規模な地震が
発生したことが,津波堆積物調査から明らかに
されているが、この時の巨大地震に誘発されて
北海道南西部の3火山,駒ヶ岳(1640年と
1694年) , 有珠山(1663年),樽前山(1667と
1739 )が短期間に一斉に噴火している.
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