地球に落下してくる数多くの隕石の中に、希に
火星の表面にある岩石が隕石衝突などの理由で
火星からはじき出されれて、地球にまでやって
来て地上に落下した火星隕石が見つかる。
南極で見つかった火星隕石[EETA 79001]や
エジプトに1911年に落下した[ナクラ隕石]の
研究では、相当な量の有機物が見つかっている。
2011年7月18日に、モロッコに落下した
火星隕石[ティシント隕石]からは、多種多様な
有機物を検出され、有機マグネシウム化合物も
初検出された。
その起源は火星表面の玄武岩に由来する。
ティシント隕石は今から6億6500万年前に
火星で生成した玄武岩質の岩石であり、宇宙
空間に放出されてから約90万年間を過ごした後、
地球に落下したと推定されている。
ティシント隕石の試料から見つかった有機物は、
脂肪族分岐カルボン酸、アルデヒド、オレフィン、
ポリ芳香族などで、その多くは炭素数が3個から
7個の範囲の有機物。
また、火星の試料から初めて有機マグネシウム
化合物が検出された。
マグネシウムはケイ酸マグネシウムの組成を
持つ橄欖 (かんらん) 石に由来するとされている。
今回検出された有機マグネシウム化合物は
100種類を超える多様性が注目されている。
有機マグネシウム化合物の存在は、火星内部での
炭素循環を推定する上で役立つ発見とされる。
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