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2025年10月6日月曜日

マントルとプレートの移動 アセノスフェア

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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マントルは、地表の岩盤の下の内部構造の

一つで、地殻から深さ約2900Kmの液体状に

なっている層。

この内、地殻からおよそ660Kmまでを上部

マントル、その下を下部マントルと呼ぶ。

マントルは、地球の体積の約80%から83%を

占めており、主に[カンラン岩]という岩石で

構成され、高温高圧下にあるため流体のように

ゆっくりと様相を変えて移動する。

カンラン岩は、カンラン石という緑色の鉱物で

出来ていて、地表に現れるとペリドットになる。

地球を覆う岩盤は、厚さが60Kmほどで

その下は660Kmぐらいまでは上部マントル層で

表面からおよそ100Km~300Km付近までは

アセノスフェアと呼ばれる流動性がある

部分溶解の層となっている。

この層が、地殻のプレートの移動を引き

起こしている部分だとされる。

ロシアのコラ半島で行われた超深度掘削抗の

深さ150Kmキロの領域で、溶けた柔らかい

岩石の層の存在を確認した。

プレートを動かしているとされる柔らかい

層の一部に存在する、溶融した岩石の層は、

世界各地での地震波による調査結果で、地球の

広い地域に分布していることが判明した。

また、この層が広がる地域ほど、上部の

プレートが活発に移動するようにも思えと

考えられたが、プレートの移動に与える

溶けた岩石が及ぼす影響は非常に限定的で

あることが判明した。

プレートテクトニクスのモデルに影響を与える

可能性が出てきたのだ。

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2025年10月3日金曜日

火山から噴出されるマグマ

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火山噴火などで噴出されるマグマの正体は

地殻を構成する岩石成分などが地表から、

深さ数十~150kmの高温高圧の下で、溶けた

液体状態のものを言い、温度は通常650~

1300℃ の範囲とされる。

マグマとは、地下で発生した溶融した流体の

総称であるが、溶融成分で性格が異なる。

地球のマントルや地殻は、主にケイ酸塩鉱物で

できているため、その溶融物であるマグマも

一般にケイ酸塩主体の組成を持つ。

二酸化ケイ素が最も少ないものが玄武岩質

マグマ、次が安山岩質マグマで、デイサイト

質マグマ、流紋岩質マグマとなり、玄武岩質

マグマはドロドロで流れ易い。

マグマは生成された場所の周囲の物質よりも

比重が小さいため、浮力によって上昇し、

地殻の割れ目や隙間に貫入して、マグマ溜りを

形成し、そこで冷え固まると花崗岩などになる。

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2025年10月2日木曜日

地震や噴火の発生はプレートに移動による

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サ ル ス ベ リ



地球は、十数枚のプレートに覆われている。

それぞれのプレートを構成する地殻の厚さは

大陸部分では30~60Kmの厚さがあり、上の

方の部分は花崗岩質岩石、下部は玄武岩質

岩石で出来ている。

また、海洋部分では厚さが5~7Kmで主に

玄武岩質岩石で出来ている。

地殻の下には、液体状なったマントルが

地表から660Kmほどの深さまで存在する。

マントルの上部は、地殻と一体になって

プレートを構成して移動する

マントルが上部の地殻を左右に押し広げて

出てくる中央海嶺と呼ばれる部分で、新たな

地殻を造り出している。

だが、日本列島に沈み込むフィリピン海

プレートには、未だ、中央海嶺の存在が不明。

押し出されて来たプレートは他のプレートと

衝突し、ヒマラヤ山脈のように押し上げて

山脈を造ったり、日本列島の東部沿岸部の

ように海溝と呼ばれている部分で相手の

プレートの下に沈み込んでいる。

沈み込んで来た水分の多く含んだプレートは

大きな圧力を受けて、どろどろに溶けて

マグマが造り出される。

マグマは、岩盤の隙間に貫入し、マグマを

溜りを随所に造り出し、更に貫入して来た水が

高圧の水蒸気となって、マグマ溜りから岩盤の

隙間を通って、地上に噴出して火山となる。

海溝に沿った形で、火山が形成される。

大平洋を取り巻く周囲の陸地では、火山が

リング状に連なっており、環太平洋火山帯と

呼ばれる。

また、プレートの沈み込みによる陸側の

地殻では岩盤が破壊されるために海溝型の

地震を発生させる。

プレートの移動により、火山噴火が発生し、

地震を呼び起こすとする、プレート移動説、

プレートテクトニクスの根拠である。

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2025年10月1日水曜日

25年9月 諏訪之瀬島で震度5弱の地震

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ノ ウ ゼ ン カ ズ ラ



6月21日から揺れが2200回にも及んでいるいる

トカラ列島で、9月17日21時55分頃にM4・7、

震度5弱に地震が発生した。

この地震の震源は、これまでの悪石島近海で

発生している群発地震とは異なり、30Kmほど

北方に存在する諏訪之瀬島だった。

専門家は、諏訪之瀬島のほぼ直下で発生した

地震でこれまで続いている群発地震とは異なる

メカニズムで、諏訪之瀬島の火山活動に

関連した地震だとしている。

諏訪之瀬島の人には、2024年5月時点で

85人の住民が生活をしている。(悪石島は89人)

十島村は19日に、職員2人を村営船で派遣し、

島民から意見や要望を聞き取るほか、道路、

港湾などに異常がないかを調査する。

諏訪之瀬島には、活動中の活火山の御岳

(799m)があるが、今回の地震による特段の

変化は見られず、噴火警戒レベルは2(火口

周辺規制)を継続している。

専門家は、諏訪之瀬島では2019〜20年に地震が

多発し、地盤変動も確認され、御岳で非常に

活発な噴火活動があったと説明する。

この地震は、マグマ活動によって起こった

地震で、M4・7と推定される今回の地震は、

過去20年で同島では最大規模で、今後も

同程度の地震が起きる可能性はあるとした。

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