ゴッホ 花瓶の12輪のひまわり 油絵 10号
8月も残り少なくなりましたが、残暑は相変わらず厳しく
盛夏と変わらぬ日が続いています。
しかし、森の奥にあるお堂の周辺では、ツクツクボウシ
の声も少し少なくなり、夕刻の騒音に近い大合奏も
トーンダウンしてきました。
そんなある日の西日も傾いてきた頃に、お堂の縁に
腰掛けて、アブの来週に備えて汗拭きタオルを振り回し
ながら、ツクツクボウシの鳴き声を聞いていました。
ツクツクボウシも個体毎に、少しづつ声に高低差が
あり、輻輳することが少なくなっきているので注意して
聞いていると半分ぐらいは、鳴き始めから鳴き終りまで
聞き取りが可能でした。
鳴き始めから、鳴き方が「クイヨーシ?」と変わるまで
何回、「ツクツクボーシ」を繰り返すかを数えてみました。
昨年か、一昨年にも数えて、19回が多いと、家で話題
したことがあったのですが、今年は断然、回数が多く、
16回ほどが1度だけで、24~27回が3回でした。
更に29回が1度、なんと皆で回数合わせをしている
のかと疑ったのですが、34回前後が数匹もいたのです。
鳴く回数がなぜこんなに多くなったのかは不明ですが、
最盛期も終り、ツクツクボウシたちも友達が減った分を
カバーして、残り少ない夏の日を精一杯頑張っている
からなのでしょう。
森の奥からは、時折暑かった今日の幕を引くかのように
ヒグラシゼミの声が哀調を帯びて聞こえてきました。
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