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2008年9月5日金曜日

サオトメバナ

平山郁夫 流沙浄土辺  油絵 10号


暑い間は、どうしても外の仕事は後回しになります。

庭木の水遣りは、背に腹は替えられぬ覚悟でやれても

草取りは植木の育ちや環境に支障がなければ、今

やらなくても、と言うことで先送りに。

今年も、いつかは取り払わなければ、早く処理しなけれ

ばと思いながら、ついつい先伸びになってきたのが、

このヘクソカズラ。

可愛い花をつけているのですが、気の毒ながら、放置

すれば垣根のサザンカが痛むばかり。

少し涼しくなったからと、急かされて重い腰を上げました。

驚いたことに、下蔓が数メートルにも伸びで隣家へ侵入。

途中に根を下ろして、侵攻先へのデポも築いている

周到さと勢いの良さを備えた順応力に驚きました。

万葉集でこのヘクソカズラを詠った詠み人は、この

ことを知っていて、宮仕えの厳しさに耐えうことを悟り

知ったのでしょうか?

手に付いた臭いが暫らく取れず、何か匂うわね?と

言われた時に、でも可愛い花だったとの思いもあり

言葉は返せませんでした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

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