平山郁夫 流沙浄土辺 油絵 10号
暑い間は、どうしても外の仕事は後回しになります。
庭木の水遣りは、背に腹は替えられぬ覚悟でやれても
草取りは植木の育ちや環境に支障がなければ、今
やらなくても、と言うことで先送りに。
今年も、いつかは取り払わなければ、早く処理しなけれ
ばと思いながら、ついつい先伸びになってきたのが、
このヘクソカズラ。
可愛い花をつけているのですが、気の毒ながら、放置
すれば垣根のサザンカが痛むばかり。
少し涼しくなったからと、急かされて重い腰を上げました。
驚いたことに、下蔓が数メートルにも伸びで隣家へ侵入。
途中に根を下ろして、侵攻先へのデポも築いている
周到さと勢いの良さを備えた順応力に驚きました。
万葉集でこのヘクソカズラを詠った詠み人は、この
ことを知っていて、宮仕えの厳しさに耐えうことを悟り
知ったのでしょうか?
手に付いた臭いが暫らく取れず、何か匂うわね?と
言われた時に、でも可愛い花だったとの思いもあり
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