モネ 花のある花瓶 複製画 10号
夏の初めごろから、鮮やかなオレンジ色であちらこちら
の家々の垣根を飾っていたノウゼンカズラの花も、秋の
気配と共に少なくなってきました。
花の大きさも小さくなり、やってくる蝶々たちの姿も見る
ことが少なくなりました。
大きな木の根元を見ると、茎の太さが10cmはあるの
ではないかと思われるほどの太さになっています。
ある家では、ベランダから窓や庇を伝って壁を覆い
屋根近くまで這い上がっています。
花の季節には、家全体が、オレンジ色が濃い緑色の
葉のベールの上に浮き出ていて、西洋の絵画に出て
くるたたずまいを備えていたのを思い出します。
フジの木と同じように、つるで広がる性質を備えている
ので、藤棚のように棚を造っている家も見かけます。
ノウゼンカズラの原産地は中国だそうですが、最近は
アメリカノウゼンカズラの種類も出回ってきていて、
両者の交配種もあるようです。
黄色い色の花をつけたノウゼンカズラを見かけましたが
こちらの系統の色はアメリカノウゼンカズラだそうです。
一時期は、日本人らしく藤棚を造るのが一般的だった
のが、花の咲く期間も長く、華やかなオレンジ色系統が
好まれるからなのでしょう、ノウゼンカズラの方に、
人気を取られているようです。
残っている花を楽しめるのも、あと半月程度かなと
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