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2008年9月25日木曜日

西国三十三所

ひまわり畑の富士山  油絵 10号





9月末まで奈良国立博物館では西国三十三所展が

開かれています。

お彼岸の期間に拝観に行きましたが、やはりお彼岸の

時期でもあり、会場は多くの善男善女?で混んでいました。

西国三十三所は、平安時代に霊場巡礼の原型が出来

たといわれています。

最近、人気が出ている四国の八十八ヶ寺のお遍路さん

の巡礼と共に、根強い人気があります。

会場には各お寺からご本尊の観音像や国宝級の秘仏、

秘宝なども多く展示されています。

特に、お寺を訪ねても拝顔出来ない仏さんのお顔を

特別な柵などの備えもない会場で、間近に拝ませて

もらえる上に、通常は、見ることもできない仏像の横顔

や後姿もつぶさに見られるとあって、名のある仏像の

周辺には人だかりができていました。

わざわざ出かけて行かずとも、仏さんの方からやって
来てもらえるなんて、こんなありがたいことはないと、

お互いに言葉を交わす人たちの声を何度となく耳に

する会場でした。

最近はバスツアーなどで気軽に日帰りできる巡礼の

パックも多くありますが、旅することに気が思い老齢者

にとっては、期間中、交代でやってきてくださる仏さん

に出会うために、2~3回足を運ぶ人も多いようです。

西国三十三所の写真パネルや仏像写真も人気でしたが

さすがに会場ではご詠歌は流れては居ませんでした。

仏さんに信仰の厚い人たちにとっては、かけがえの無い

ありがたい、会場のお「彼岸」でした。

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