
残暑が厳しい日が続いています。
今朝も早くから騒々しいクマゼミの鳴き声が、容赦なく
窓から飛び込んできます。
そんな中、何日振りかで、今では馴染みになったカラス
の鳴き声が近くの木の茂みから聞こえてきました。
「ゴボーンン、ゴボーンン」、聞きようでは、「グゴーン」
とも聞こえますが、「ア~、ア~」というカラスの普通の
高い声が出ないのです。
声帯を痛めているというよりは、老齢らしく、声量も
ありません。
周辺からは、珍しく他のカラスの声は聞こえてこない
中で、1羽だけで存在感を高めるように鳴いています。
半時間ほども、時折聞こえてくる枯れた老声を耳にして
いましたが、突然に、少し遠方から他のカラスの鳴き
声が聞こえてきました。
なんと今度は少し高い声で「ガハーン、ガハーン、」と
聞こえるしわがれ声です。
きっと待ち焦がれた年寄り仲間なのでしょう。
やっと来てくれた老友と、しばらくおしゃべりをしていま
したが、やがてどこかへ食事にでも出かけたようでした。
カラスの多い地域であるため、山手の公園では、日には
日暮れ時に、300羽以上ものカラスが集まり、明日に
備えて、その日の情報交換会や反省会をしてから、
舞い上り、それぞれが持ち歌を披露しながら円舞して
ひげれとともに森に消えてゆきます。
耳を澄まし、注意して鳴き声を聞くのですが、未だ
集団の中で、老友達の声を耳にしたことはありません。
彼らには、別の場所に、ゆっくり休める老烏ホームが
あるのかもしれません。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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