
住宅が並ぶ一角に、更地になったばかりの数十坪の
空き地があります。
そこを通りがかった時に、思わず足を止めて見たのは
多くのアキアカネが、上下左右に踊るように飛んで
いる様子でした。
周囲には池も川も無い住宅地の真ん中です。
秋の気配と共に、繁殖に備えて集団で山から下りて
来たのでしょう。
でも、余りにも水とは縁の通り場所であり、家が建て
込む一角なので驚きました。
近くには学校の校庭や小さいながらも広場のある公園
があるのに、わざわざこの場所を選んで集まったのには
きっと何かそれなりの理由があるのでしょうが、私には
推し量ることの出来ない昆虫達の行動です。
農薬が普及する以前には、田畑に近い住宅地にも
色々なトンボがやって来ていました。
子供が夢中になったのは、ギンヤンマでした。
夕刻近くになって、地面近くにも下りてきて道路上を
行きつ戻りつして飛ぶのを、夢中になって網を持って
追いかけた時代がありました。
山でオニヤンマを捕まえると、仲間内では一目置かれる
存在です。
ヤンマの仲間は激減していますが、アカネトンボが
街の中までやって来てくれるようになり、ホッとします。
アキアカネが山から下りてくる頃になれば、秋もいよいよ
本番を迎えることになります。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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