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2009年9月5日土曜日

ムクゲの花がいっぱい

残雪の富士山  油絵  10号





梅雨明けで明るい陽財が照りつけると共に、ムクゲが

咲いているのが目に付く機会が多くなってきます。

ムクゲは夏花の代表格でしょう。

最近は、園芸種が増えてきて一重だけでなく八重の花も

多くなっています。

普通に見かけるのが白地に、花の底に当る中心部にかけて

赤い色が掛かっているタイプですが、白地に赤く「日の丸」の

雰囲気を備えた種類があり、その名も「日の丸」だそうです。

どこかで出会えるだろうと、気をつけていますが、未だ

出会えません。

ムクゲは韓国の国花とされていて、「無窮花(ムグンファ)」と

呼ばれ、このムグンファが、ムクゲに転じたという説が

大勢を占めているようです。

この花が、寒さや暑さにも強く、生育環境の悪さにも粘り強く

耐える性質を備えているところも、多くの韓国人好まれていて

言われてみれば、韓国の人にとっては相応しい花だといえます。

「はかなさ」を好む日本人受けしているのが、花が一日しか

持たない一日花で「槿花(キンカ)一朝の夢」と人の世の

はかなさを現す言葉として使われています。

一茶の句に、「それがしも、その日暮らしぞ、花木槿」が

これなどは今の世にはピッタリの響きを備えた句だと思います。

実際は夕方に萎み、翌日にも再び開き、2~3日、花の種類に

よってはそれ以上長く咲く花です。

1日花から、万葉集で詠まれている朝顔はムクゲだとする説も、

ありますが、今ではキキョウが定説になっています。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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