ブ ッ ソ ウ ゲ の 花
散歩のコースを変えて山手の方へ向かったいたときに
軒下から道に大きく張り出したブッソウゲの木に、真っ赤な
大輪の花が幾つも付いていました。
まるで太陽から送られてくる電波を受信するパラボラ
アンテナのような形を備えていて、花弁のお椀で集めた
電波を、受信機のように突き出ている雌蕊が受信する
形が面白いですね。
薄桃色などピンク系のハイビスカスは、あちこちで見掛け
ますが、真っ赤な花に出会うのは、珍しいことです。
最近では、園芸種のハイビスカスが圧倒していて、古来の
色を残している赤は、少なくなっているようです。
沖縄では古くから、この赤い色のブッソウゲが主流で
あったようで、よく株が分かれて枝を張り、年中花を咲か
せるので生垣にして植えられている写真を見かけます。
3000とも5000とも言われている種類がある園芸種の
ハイビスカスは、ハワイの州花として有名ですが、原産地は
はっきりせず、暖かいインド洋の島々らしいです。
沖縄には古い時代に渡来していますが、本土へは江戸
時代になってからのことです。
元来、暖かい地域の木であったので、耐寒性を備えてるまで、
改良されるには、少なからぬ時間も必要だったのでしょう。
花の名前の由来は、エジプトの美を司る神のヒビスに
由来し、英名のハイビスカスとなりました。
花言葉が、あなたの愛を信じます、とありますから、突然
ハイビスカスを贈られると、戸惑いますね。
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