黄葉の渓流 油絵 10号
接種に備えた計画では、医療従事者と妊婦がそれぞれ
100万人を含めて、5300万人の接種量の確保が
必要だとしています。
しかし現状では、当初の計画3000万人にも遠く及ばず
接種計画量の1/3にも満たない数量です。
緊急に必要とする人や第一線で防疫や救護などの仕事に
従事する人たちなど接種の順位を決める手続きも9月から
始まりますが、既に全国的に蔓延している状況で、さらに
感染が拡大が避けられず、5人に1人の予想も、最悪では
感染者が50%にも達するとの予測すら出ている現状では
絶対的なワクチン不足は深刻な国民的課題です。
厚労省では、緊急輸入に備えて、安全性の検証手続きを
省略する「特例承認」制度を適用を適用するために、
安全性のデーターなどの情報収集に乗り出しました。
新型インフルは、何も日本だけの問題ではなく、世界では
既に2000人を超える死者が出ており、ワクチン不足は
深刻です。
日本のワクチン買い漁りは、世界のワクチン不足を、一層
深刻化させることになります。
WHOの担当者は、ワクチンの製造能力を備えている日本は
今回の事態を予測して、世界の国々への支援のために
もっと早くからワクチン増産の態勢を取るべきだった、と
対応の悪さ、先進国としての責任意識の欠如を名指しで
非難しています。
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