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2009年9月11日金曜日

新型インフル 学校を直撃

花と塔  油絵  10号



新学期を迎えて学校が本格的に再開された9月5日までの

一週間に全国で、772学級が閉鎖されました。

5月の新型インフルエンザが流行し始めた頃に休校措置を

とった地域では、8月の最終の週から授業を始めた学校が

多くありましたが、9月入りと共に感染者が急増しています。

学校側では、新学期に備えて感染者拡大の阻止対策を

講じて来ましたが、1週間で学級閉鎖数が2.8倍になりました。

特に、都市圏で多く、東京の127、大阪66、兵庫50、そして

猛威を振るっている沖縄が45学級となっています。

教室で並んで座っている順番に連鎖的に感染者が出ている

状況が報告されていましたが、感染防止に備えて保菌者を

登校させない抜本的な対策が必要です。

9月第一週に感染した子供から次に感染が広まる連鎖の

ピークが9月の中旬とされてきましたが、感染力の強さから

むしろこの時期以降の感染者増加が懸念されます。

WHOの報告でも、9月4日現在で全世界の死者数が

2837人となり、感染は180の国と地域に広がっています。

南北アメリカの死者数が2234人と多く、アジア・大洋州では

467人と少なく見えますが、この地域では一週間に2倍

以上に急増しています。

患者が急増していたチリやニュージランドでは、冬が終りに

近づいてピークを越えましたが、日本を始めとしてアジア

地域では、これからが冬を迎え、例年のインフルエンザ

流行最盛期に向いますから、地域や家庭を軸にした一段の

感染防止に備えた取組の強化が必要です。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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