花と塔 油絵 10号
新学期を迎えて学校が本格的に再開された9月5日までの
一週間に全国で、772学級が閉鎖されました。
5月の新型インフルエンザが流行し始めた頃に休校措置を
とった地域では、8月の最終の週から授業を始めた学校が
多くありましたが、9月入りと共に感染者が急増しています。
学校側では、新学期に備えて感染者拡大の阻止対策を
講じて来ましたが、1週間で学級閉鎖数が2.8倍になりました。
特に、都市圏で多く、東京の127、大阪66、兵庫50、そして
猛威を振るっている沖縄が45学級となっています。
教室で並んで座っている順番に連鎖的に感染者が出ている
状況が報告されていましたが、感染防止に備えて保菌者を
登校させない抜本的な対策が必要です。
9月第一週に感染した子供から次に感染が広まる連鎖の
ピークが9月の中旬とされてきましたが、感染力の強さから
むしろこの時期以降の感染者増加が懸念されます。
WHOの報告でも、9月4日現在で全世界の死者数が
2837人となり、感染は180の国と地域に広がっています。
南北アメリカの死者数が2234人と多く、アジア・大洋州では
467人と少なく見えますが、この地域では一週間に2倍
以上に急増しています。
患者が急増していたチリやニュージランドでは、冬が終りに
近づいてピークを越えましたが、日本を始めとしてアジア
地域では、これからが冬を迎え、例年のインフルエンザの
流行最盛期に向いますから、地域や家庭を軸にした一段の
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