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2009年9月19日土曜日

また食の「安全と安心」に不安が

 (Up road  XX)
初夏の渓谷  油絵  10号

18日に、ニュースで花王のエコナシリーズの全商品が

回収されることを報じていました。

このシリーズの年間売上額が200億円で、植物油では

売上ではトップだそうですから、並みの話ではありません。

身体に脂肪が付き難い植物油というキャッチフレーズで

肥満防止の健康食品として売上を伸ばしてきました。

脂肪分が付き難いから人気があったのですが、その成分を

備えていることが問題だったのです。

2002年(平成14年)にはヨーロッパでは発がん性の

危険性が言われていたために厚生労働省では、安全性の

確認の調査を始めていました。

植物油に含まれているグリシドール脂肪酸エステルを

化学分解する時に生まれるグリシドールには発がん性が

ある恐れが高いとして、問題になっていました。

2005年(平成17年)に厚労省は、高濃度にジアシル

グリセロール(DAG)を含む食品の健康への影響調査の

報告では、発がん性、またはがんの発生を促進させる

成分である証拠は認められていないと結論付けました。

しかし、今年3月にドイツの研究所のCVUAが、検証では

グリシドールに発がん性の可能性があるとされている

限り、乳幼児の粉ミルクやマーガリンなどに使用されている

植物油に含まれるくれクレシドールを危険限度を越える

1mg/kgの量を摂取する可能性が高いと警告を出しました。

一般メデイアだけでなく、主婦連からも11日に発売禁止

措置の要望が厚労省や消費者庁に出されています。

自民党の人気者であった舛添、野田両大臣の大きな

置き土産となりそうな気配です。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 健康と安心のメタボへの備えは?








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