環 境 問 題 が 火 種 に
非常な勢いで増え続けており、現在景気対策として政府が
力を入れている家電下郷制度でも、パソコンが対象に
追加されたこともあり、幅広く農村部までにも普及する
スピードが加速することでしょう。
農村部で限られた地域でしか表面化しなかった環境汚染
問題が、インターネットの書き込みやブログを通じて
瞬時に全国的に人々の知るところとなり、抗議活動も
大規模化する傾向にあるようです。
先日福建省では、環境汚染に抗議する人たちが1万人
規模で集会を開き、警備の警察隊2000人とにらみ合う
事件があったと伝えています。
特に最近汚染問題で深刻なのは、金属関連の精錬工場
などから垂れ流されている排水による中毒事件のです。
8月20日には陝西省鳳翔県で鉛を含んだ水から児童
615人が鉛中毒に罹り、うち166人が重症。
また、湖南省武岡市では、マンガン精錬工場からの排水で
約2000人近い子供のうち、1350人余の子供の血液に
基準値を超える鉛が含まれている事件が発生しています。
更に、湖南省瀏陽市ではカドミウムにより、工場の周辺に
住む1600人中500人以上がカドミウム中毒に。
大規模な事件では紅蘇省邳州では50万人が水質汚染に
よるヒ素中毒になっているなどのニュースが絶えません。
浄化設備を備えずに垂れ流しが50%を超えている
実態からすれば、単なる公害では済まされない現況です。
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