暑い日が続いたお盆休みの一日、少しでも山の涼しさをと
ログハウスなどの備えのある高原に向いました。
一面の生えているススキの上を周囲の峯から、時折吹き
降ろしてくる風には冷気も感じられて癒しの一日でした。
高原にの遊歩道に沿って丘に登れば、周囲の山々が
見渡せ、風に吹かれて岩に腰掛けて休む時の気分の良さは
汗をかきながらやって来た者だけが味わえるものです。
草原には背の高いアシタバの白い花が見え、所々に
ナデシコやコオニユリの紅い花が咲いていますが、ハギは
まだ壷をつけている状態です。
湿原の周辺ではアキアカネが飛んでいて、何となく秋の
雰囲気を感じさせてくれます。
その中に一匹が、前を行く家内の帽子の上に止まったまま
離れようとはしません。
一度飛立ったものの、直ぐに戻ってきて同じ場所に止まり
そのまま3~400mもススキの中を進みました。
今度は何を思ったか差し出した右手の甲に場所を替えて
羽根を下げたまま、安心しきった様子でとうとう、遊歩道に
備えられたベンチが置かれている場所までやってきました。
他の人も集まって来て、何が気に入ったのかと、いっとき
話に花が咲きましたが、話し声がうるさかったのか、やがて
飛立ってゆきました。
1~2ヶ月もすれば、里に下りてきて空き地や公園で
群れて飛んでいる姿にお目にかかれるようになるでしょう。
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