雲海 油絵
福島原発事故による直接的な影響は、放射性
物資に関連する被害者だけでなく、電力不足を
通じて、東京電力の受給者に広く、大きな影響を
与え、この夏は苦労を強いられることに。
毎夏、東電管内では数百万Kwの電力不足が
問題とされてきたが、原子力発電所の稼働率の
アップを中心に、限度一杯に発電能力を上げても
不足する分を、東北電力の女川原発や、北海道
電力、更に中部電力など周辺の電力会社からの
応援でやりくりをして来ており、もともと必要量を
カバーできる余裕を持った備えは無かった。
原発事故による不足分の1000万Kwのうち、
1/3程度は一般家庭の節電に頼らざるを得ない
ことになり、政府は節電方法の指南書まで用意
して節電への取り組みの指導に乗り出した。
先ず対象はクーラーである。
使うなとは言わぬが、こまめにフィルターを掃除
して、設定温度を1度高くすることで目標の1/3。
家電や電気機器類の遊休電力や待機電力を
無くし、コンセントを抜くことや、冷蔵庫をむやみに
開けないことも大事なポイント。
掃除や洗濯、電磁調理器を使う料理などは
需要のピーク時を外して夜半にどうぞ。
夜も眠れなくなれば、更に暑い夏になりそう。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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